男の子に「厳しいしつけ」は必要ありません!は0歳~6歳の男の子の育て方について書かれた本です。
本の内容の要約
男の子に「厳しいしつけ」は必要ありません!の要約は以下の通り。
改正児童虐待防止法が2020年4月より開始されました。
とはいえ実際は、親や教育現場の中に、まだ「体罰=しつけ」の意識、特に男児は怒鳴られ、叩かれることで鍛えられるという考えは根強く残ります。
厳しくしごかれてきた時代のパパもたくさんいらっしゃると思います。また、ママにとっては力も強く活発な男の子を育てるのに「言葉だけでは伝わらない…」と不安になることもあるでしょう。
ですが、それでも「怒鳴る」「叩く」は、子どもにとって恐怖が植えつけられるだけの、間違ったしつけの方法なのです。本著では厚労省や東京都の体罰防止に関する会議等に参加している著者が、法的な角度の解説も踏まえつつ、いかに「怒鳴る」「叩く」が子どもに悪影響かをまとめ、
コミュニケーションが取れない乳児期から、男児特有の困った行動が出始める幼児期、学童期の「親の感情を“おしつけない”子育て法」を、漫画でわかりやすく紹介します。
0歳から6歳までの年齢別になっていますが、いつから始めても遅くはありません。
でも今すぐに、親が「怒鳴らない、叩かない」と心に決めてほしい。そう思いを込めた一冊です。
著者は?
著者は高祖常子さん。
子育てアドバイザー。認定NPO法人児童虐待防止全国ネットワーク理事、NPO法人ファザーリング・ジャパン理事、NPO法人タイガーマスク基金理事、NPO法人子どもすこやかサポートネット副代表ほか。
厚生労働省の「体罰等によらない子育ての推進に関する検討会」委員など、子どもの人権を守るための委員を歴任。全国での講演、執筆、テレビ出演も。
著書は『イラストでよくわかる感情的にならない子育て』(かんき出版)ほか。保育士、幼稚園教諭、キャリアコンサルタントなどの資格も持つ。3児の母。
感想
まずは本を開くと大きなイラスト共に、体罰について詳しく書かれていたのが印象的でした。
暴言を吐いたり叩いたりはもちろんのこと、お尻ぺんぺんや手をパチッと叩くのもれっきとした体罰ですと書かれており、ドキッとしました。
子供の存在や人権を大切にしてきた筆者ならではの視点だなと感じました。
内容は、「男の子」というママにとって未知の存在の特性を詳しく解説していて、
男の子ってよく分からない!
男の子ってどうやって育てたらいいの?
というママの疑問に答えてくれています。
0歳からの男の子への接し方にも触れているので、妊娠中のママにもおすすめです。
実は私は上の子(息子)を妊娠していて性別が分かったとき、めちゃくちゃ不安でした。
私なんかが男の子を育てられるのか…!?
とうじうじ悩んでいました。
だって、私は生まれてから一秒たりとも男性になったことってありません。
だから、男の人が私たち女性と全く違う考え方をしているって、ぼんやり分かっていてもしっかりと理解はできていません。
男の子って未知の存在で、分からないことだらけ。
そんなママの気持ちをしっかりと受け止めて、優しく諭してくれるのがこの本だと思います。
男の子ってこんなもんよ、大丈夫大丈夫。そのままその子を育ててあげてねって優しく諭してくれます。
筆者も男の子の子育て経験のある、先輩ママさん。
井戸端会議で先輩ママからアドバイスをもらっているようなフランクな雰囲気の本です。
男の子の育児で悩んで、
どうしたら良いか分からない
つい手をあげそうになってしまう
なんてことがあったら、ぜひこの本を読んでみてください。
男の子という未知の存在を理解するためのヒントが書かれていますよ。
パパに読んでもらうのも◎
上にもありましたが、親や教育現場の中に、まだ「体罰=しつけ」の意識、特に男児は怒鳴られ、叩かれることで鍛えられるという考えは根強く残ります。
今のパパさんの中にも、厳しくしごかれてきた方もたくさんいらっしゃると思います。
私の夫も、男の子は厳しくすればいいんだよ!と言っていました。
この本はそんなパパの意識を変えるのにも一役買ってくれます。
イラストや漫画が沢山載っているので、
活字が苦手
疲れているのに本なんて読みたくない
というパパでも簡単に読むことができるので、おすすめしやすいです。
ぜひ夫婦で読んでみてくださいね!
まずはチェックしてね!