指摘してくれる人って段々といなくなるよねって話 -否定しない習慣-【ゆるワーママの本棚】

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私の夫はコミュニケーション能力に絶対的な自信を持っている。

まぁ確かに、夫は話をするのが上手い。営業のように目的がある会話はもちろんのこと、普段の何気ないコミュニケーションもとても得意で、彼曰く、職場の人間関係の潤滑油のような存在なんだそう。

よく後輩の相談を受けたりしているし、そのコミュ力で人望があるのは間違いないと思う。

でもそれは、夫の外面のうわべの部分の話。

家での夫がどうなのかと言うと、

  • とにかく話をきいてくれない(いつも上の空)
  • 子供にはすぐに怒る
  • 人の話を聞かないで自分のことばかり言う

正直、話をしていてうんざりすることが多くあるんですよね。

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うんざりするのは、否定されていると感じるから

なぜ夫との会話にうんざりしてしまうのか。それは、夫と会話していても「受け入れてもらえている」という感覚を味わうことが出来ないから。

夫は誰と会話をするときも、会話の主導を握って自分の思うようにコントロールするのが得意と言っています。だから、相手を受容して、認め、返答するということを、恐らく不要だと思っているんだと思う。

相手を不快にさせたり、怒らせたり。そういう時に相手の本音が出る。

あんな

そういうスタンスの会話をするのが当たり前なんだって

それはそれで別に良いんだけれど(夫が外で嫌われていても好きにすればいい)、そういう駆け引きは家族間でも必要なのだろうか?私たちは、ある意味「見定められている」会話を家庭でしなければいけないんだけど、それは本当に必要なの?

あえて嫌がるような言葉を浴びせられること、私も嫌だし子供も嫌がっていると思う。

あんな

夫と話すのをちょっと嫌がってたりもします

だから私は「そういう言い方はやめてほしい」と言っているんだけど、なかなかやめてくれないのが困りもの。

大人のマナーとして、黙ってみる

否定しない習慣という本を読みました。

「よく人間関係でトラブルになる」
「部下が成長してくれない」
「すぐに子どもを怒ったり責めたりしてしまう」

といったことはありませんか。

いい関係をつくる上で大切なのは、「安心感」です。
この安心感は、「褒められる」「肯定される」といったことでは作られません。

・何を言っても否定されない
・話を向き合って聞いてくれる
・ミスや失敗を責められない

といった「否定されない」ことで生まれてくるのです。

逆を言えば、いつも人間関係でトラブルを抱えたり、
お互いがお互いに信頼できる関係を作れない人は
無意識に「相手の否定をしている可能性」が高いのです。

・相手の話を聞かない、話を奪う
・ミスをしたら失敗を責める
・相手の意見や考えを頭から否定する
・相手の相談に真剣に向き合わない

これらは全部否定です。

あなたがもし、人間関係を良くしたい、
信頼関係をつくるコミュニケーション力を身に着けたい
と思っているのであれば、
「否定しない習慣」を手に入れましょう。

Amazonより引用

一番心に残っているフレーズは、「大人のマナーとして、黙る」ということ。

つい否定的な発言をしてしまう前に、まずは黙る。褒めたり意見を言ったりしなくて良い。話を否定せず、向き合って聴くだけで良い。

否定しようと思って発したわけではなくても、相手によっては否定されると感じることもある。そういうことを自覚することが大切だと書いてありました。

プライベートでも仕事でも、取り入れて実践できそうな内容でした。考え方は心理的安全性に繋がる部分もあり、これからの時代には必須の考え方だと思います。

指摘を自分事で受け入れられるのか

私自身もそうだけれど、30半ばを過ぎると、自分のために苦言を呈してくれる人は段々と減ってくるんですよね。

他人から言われなくなるということは、自分で自分を律しなければならない。つまり、自分と向かい合い、顧みるということをしない人は成長する機会を失ってしまう。

ハラスメントもそうだけど、やっている当人は自覚がないことが多い。だから研修を受けても「自分のことだ!」と気づかないんですよね。

「否定しない習慣」も同じ。どんなにいい研修だって本だって、受けてみて読んでみて自分の心に響くかどうかは、自分自身のことをきちんと把握しているかどうかによって変わってくる…ということが良く理解できた本でした。

  • 自分自身と向き合うこと
  • 自分を知ること
  • 過大評価しないこと

って成長のためには結構大事。自問自答する習慣は常につけていきたいと感じました。

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