信用2.0 自分と世界を変える「最重要資産」は、ホリエモンという愛称でおなじみの実業家の堀江貴文さんによる、新しい時代の新しい形の「信用」について書かれた本です。
「カネの亡者」になるな、「信用の亡者」になれ。
YouTube総視聴数5億回!
何度炎上しても500万人から支持されるホリエ式信用構築術。人とカネを動かす信用の「条件」は変わった!
〈信用1.0〉 〈信用2.0〉
amazonより引用
高学歴・資格・修業 → 自習して即行動
既婚・子持ち・持ち家 → 結婚も住まいも自由
慎重・真面目 → ノリとスピードが最強
対面至上主義 → LINEとSNSがベスト
著者は?
著者は実業家の堀江貴文さん。
1972年福岡県生まれ。実業家。SNS media & consulting株式会社ファウンダー。インターステラテクノロジズ株式会社ファウンダー。
amazonより引用
東京大学在学中の1996年にインターネット関連のオン・ザ・エッヂ(現ライブドア)を起業。2000年、東証マザーズ上場。大阪近鉄バファローズやニッポン放送の買収、衆議院総選挙立候補など既得権益と戦う姿勢で注目を浴び、「ホリエモン」の愛称で一躍時代の寵児となる。2006年、証券取引法違反容疑で東京地検特捜部に逮捕され、懲役2年6カ月の実刑判決。獄中からもメールマガジンなどで情報発信を続け、2013年に釈放。
その後、民間では日本初の宇宙空間到達に成功した宇宙ロケット開発、スマホアプリや飲食業のプロデュース、予防医療の普及、ニュース解説など、多数の事業や投資、多分野で活躍中。メールマガジン「堀江貴文のブログでは言えない話」は購読者1万人以上、会員制コミュニケーションサロン「堀江貴文イノベーション大学校(HIU)」でも優秀な人材を輩出し続けている。
ホリエモンという愛称でおなじみの堀江貴文さん。
私の中では「ライブドア・逮捕・毒舌」のイメージが強く、どちらかというとあまり好ましくない印象を抱いていました。
ですが、夫がホリエモンのことを「とても頭の良い人で、考え方が前衛的だ」と好意的に話していたので、どんな本を書いているのか見てみようかなと思ったのをきっかけに手に取ってみました。
目次
- はじめに なぜ堀江貴文はこんなに信用されるのか?
- 01 「お金の亡者」になるな、「信用の亡者」になれ。
- 02 「損得」しが考えないやつは信じるな。
- 03 人の「見えない価値」に気づけているか?
- 04 信用資産は「前借り」できる。
- 05 自信は、やり遂げた「回数」に比例して成長する。
- 06 自分を「消費」するバカ、自分に「投資」する天才。
- 07 即答で「できます!」が最強。
- 08 「情報」を自分で調べない人=おわっている人。
- 09 プロと素人の境界線なんてない。
- 10 「ウソの人気や影響力」はバレる。
- 11 お金の価値は下がり続け、信用の価値は上がり続ける。
- 12 バカに恵む時間は1秒もない!
- 13 「慎重さ」は幻想。「ノリ」こそが才能。
- 14 賢いだけでは損をする。「戦略的なバカ」になれ。
- 15 君は「好き嫌い全開」で生きる覚悟はあるか。
- 16 「自分でやるべき教」から目を覚まそう。
- 17 イヤなら0秒でやめればいい。
- 18 好きなら無限に続ければいい。
- 19 会社の信用に依存する人自体の信用はゼロ。
- 20 サラリーマンは「使い放題のサブスク」。
- 21 「貯金」は最も信用が増えないお金の使い方。
- 22 「マイホーム」こそ最強のバカ発見器。
- 23 9割の資格はゴミ。
- 24 「かけ算」こそ凡人が勝てる唯一の戦略。
- 25 他人の時間を奪わない。これが究極の礼儀正しさ。
- 26 人を見て態度を変えるのはクソダサい。
- 27 信用と盲信はちがう。
- おわりに 「この星から飛び出すほどの信用」を積み上げよう。
目次だけでも癖が強いのが分かりますね。
気になった言葉
上司に怒られないために、自宅で快適にリモートワークする時間を捨てて、混み合った通勤電車に乗り込んでオフィスに向かう。
同僚から嫌われないために、家で寝転びながらゲームする時間を捨てて、会社の愚痴を言い合うだけのクソみたいな飲み会に参加する。
…
これまでの時代は、言ってみれば「自分の時間をドブに捨てたやつ選手権」だったのである。
これからの時代、本気で信用を集めたいのなら、まずは徹底的に自分時間を大切にし、徹底的に他人時間を尊重することだ。それが理解できず、他人時間を平気で踏みにじるような人間は、もはやだれからも信用されなくなるだろう。
また、もはや言うこともはばかられるが、ぼくが大嫌いな「電話」もその典型だろう。
いまだに「仕事の連絡は電話をしてこそ信用される」と思っている人がいるようだ。しかしぼくに言わせれば、電話をかけるという行為は、相手の気持ちや状況を無視して、とにかく無条件に相手の時間に割り込もうとするきわめてぶしつけな行いだ。
…
ぼくが言いたいのは「電話をかけるな」という表面的な話ではない。
そうではなく、「これまで礼儀だとされていたもの」を疑うべきということである。
対面にしろ、電話にしろ、手書きにしろ、挨拶にしろ、それが本当に「誠実な行い」だと言えるかどうかを、根本から見つめ直すようにしよう。
感じたこと
しょっぱなからホリエモン節炸裂で、かなり読む人を選ぶ本かなぁとは思いました。特に私のように元からホリエモンに好感を抱いていない人は、最後まで読むのが大変かもしれません。
ただ書いてある内容については同意することも多かったです。
私は今勤めている会社で、本社から支店に異動になったのですが、会社の意向で毎日半日ずつ本社と支店それぞれに出社しています。リモートも出来るのですが、出来るだけ避けてくれと言われています。
完全フルリモートでも働けるこの時代、なぜ2つの事務所を行き来しなくてはいけないのか?
この2か月、ずっとモヤモヤした思いを抱えています。この本の言葉を借りれば、会社に「自分時間」をないがしろにされていると感じているからだと思います。
直属の上司には色々配慮してもらっているので今すぐ辞めて迷惑をかけるのはちょっとな…と思ってまだ辞めてはいませんが、この状況が続くようであれば、転職も考えています。
目まぐるしく色んなことが変化するこの時代、慣例をそのまま踏襲するのではなく、どうするのがベストなのかゼロベースで考えろと提唱している点には心から同意します。この辺りを上手く見直せる企業が今後も伸びていくのかな、なんて思っています。
ホリエモンならではの新しい視点を得ることができる1冊。時代遅れの考えをいつまでも持ち続けないためにも、今を生きるビジネスパーソンにはぜひ読んでおいてほしいと思います。
まずはチェックしてね!