こんにちは、あんなです
我が家には小学3年生と1年生の子供がおり、今年はPTAの役員をやっています。とはいえ、クラスの代表なだけで役員の中では下っ端ですが。
先日、遂に役員の仕事としてベルマークの仕分け作業を行ったので、それについてつらつらと書いてみようと思います。
ベルマークの仕分け作業
役員会でベルマークの仕分け作業のやり方を聞き、家で作業をしました。
学校で集まってやるのかな?と思っていたので家でできるのは良かったです。
子供たちの通う小学校では、集めたベルマークを種類ごとに分けるのは子供たち(ベルマーク委員会)でやってくれます。役員はそのベルマークを点数ごとに仕分け、集計をしていきます。
かかった時間
私が担当したのは生茶などについているベルマーク。
ペラペラでとても扱いづらい!!
これをまずは点数ごとに仕分け。これだけで1時間半くらいかかりました。
その次は点数ごとに分けていき、数が多いものは10枚ずつホチキス留めをしていきました。扱いづらかったけど、ホチキス留めし易い点だけは良かった!
これは単純作業なので、テレビや動画研修を受けながら作業しました。
集計するのに3時間ちょっと。仕分けから集計までのすべての作業で5時間ほどかかりました。
集まった金額は?
集まった金額は、約2,800円。
かかった時間は全部で5時間くらいなので、時給換算すると1時間当たり560円。
動画を見ながらの「ながら作業」だったとはいえ、かなり少ない!
日本全国どこの最低賃金をも大幅に下回っていますね。
ちなみに、今年10月からの最低賃金の改定が過去最高の水準で増加しており、全国の加重平均が1,000円を超えています。そのことを考えると、このベルマークの集計が如何に少ない報酬しか得られないかが分かりますね。
しかもですよ、この集計したベルマークは、財団の人がもう一度チェックをするみたいなんです。つまり、同じ額のベルマークの集計に大人2名が携わっているので、1時間当たりの単価は1/2の280円。
細かく言えば、子供たちや先生の手も入っているので、実際はもっと低いと思います。
核家族化が進み、共働き世帯が増えている昨今、大人はとにかく忙しい。子供も、やること・やりたいことが沢山です。誰もが大事にしたいのは、貴重な貴重な「時間」だと思うんです。
ベルマークの集計は忙しい現代人の大切な時間を280円/時間で消費させる作業ということになります。
これって、本当に子供たちのためになっているのかな…?すごくモヤモヤします。
忙しくて子供に向き合えない、家のことが疎かになっていると悩んでいる親は多いと思います。私も悩みすぎて現職を退職することを考えています。
5時間あれば、家は片付くし、子供の話をゆっくり聴く余裕が生まれます。
自分が働いている時間給以下の作業をする暇があるのなら、
- その分残業して家計に貢献する
- その時間で家族に向き合う時間を作る
などの行動をとった方が、よほど子供のためになるのでは?と思ったのでした。
余談…今後の改善案を考えてみた
子供に全てやってもらう
仕分けから集計まで、子供たちに全てをやってもらうのであれば、子供の勉強になっていいと思います。ベルマークは低額すぎるとは思いますが、お金を稼ぐのは大変だということを知ってもらうのに良い機会になるかもしれません。
ミスがあると財団から指摘があるようですが、それもまた経験。かなりの単純作業なので、5、6年生なら難なくできるのではないでしょうか。
ベルマークを止める
正直私はベルマークは止めた方がいいと思います。最初から書いていますが、作業にかかる時間と得られる金額が見合っていないと思います。
でもベルマークのお金で遊び道具などを買っているようなので、その収入に変わる収入源を見つける必要はあると思います。
委託先を変えてみる
例えば、障害を持った方の作業所に集計を依頼してみるとか。シルバー人材センターに依頼してみるとか。
ただ、集計にお金をかけることができないので、相手に報酬をお支払いできない。これは現実的ではありませんね。
メルカリを活用する
私がいつも勉強させてもらっている税理士の大河内薫先生が、子供にお金のことを学ばせたいのならメルカリをやらせてみようといつもおっしゃっています。
メルカリって今では転売が目立つようになっていますが、元々は家の不用品を売ることのできるとても画期的なアプリでした。
その原点に立ち返って、子供たちが家の中の不用品を探して出品する。トイレットペーパーの芯ですら売れるらしいので、なにかしら売れるものはあるでしょう。
画面の向こうの人が買いたくなる写真の撮り方や説明文を考えるのも、今後社会に出ていく上での勉強になると思います。
クラウドファンディング
あとはクラウドファンディングも一つの手かなーと思います。見知らぬ人からお金をいただくためのプレゼン能力を鍛えられると思います。
どうやったら見知らぬ人がお金を出してくれるのか、答えのない問題を考えるのが今後の時代には重要になってくるのではないでしょうか。
普通に寄付を募る
ベルマーク作業を止めて、その分寄付を募ります……とすれば、支払ってくれるお宅も多いのではないでしょうか。
少なくとも我が家は5時間かけて作業をするよりは、3,000円寄付する方を選びます。
ベルマークに限らず、PTA活動にはどうして?と思うような活動がいくつもあると思います。
広い視点で見たときに、それらが本当に子供のためになっているなら良いんです。
でも今回のベルマークのように、子供のためなのかよく分からない活動については、ゼロベースでやるかやらないのかを検討してほしいものです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
まずはチェックしてね!