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こんにちは、あんなです。
『犬は知っている』と、続編の『やっぱり犬は知っている』を読了しました。
ファシリティードッグのピーボと、わけありの警察官が事件の謎に迫るシリーズです。
1冊目は設定が新鮮で、楽しく読めました。2冊目はちょっと気になるところもあったのですが……。今回は、物語の核心には触れずに、あらすじと2冊それぞれの感想、読んで感じた違いを書いてみます。
とりあえず、2冊を通して言いたいのは、ピーボが可愛い!!
ピーボは、警察病院の小児病棟で働くファシリティードッグ。子どもたちに寄り添い、治療を支える存在なのですが、実はもうひとつ、秘密の役目があります。
それは、特別病棟に入院している受刑者たちと接し、事件の秘密や真犯人につながる情報を聞き出すこと。
死を前にした受刑者たちが、ピーボに癒やされ、ぽつぽつと語り始める。その言葉が事件を解く手がかりになっていきます。
この設定が、まず面白いんですよね。
人に向かっては話せないことも、相手が犬だからこそ、こぼれてしまうのかもしれない。
可愛い犬が登場するお話なのに、そこに隠されているものは重大な事件の秘密。この組み合わせに惹かれました。
特に面白かったのは、受刑者たちがピーボに話しかけるところ。
何を話すのか、どこまで話してくれるのか。読んでいるこちらも、その言葉を聞き逃したくないような気持ちになります。
しかも、話してくれる内容だけで事件の全体像がすぐに分かるわけではなくて、あくまで断片的なんですよね。
この言葉は何を意味しているんだろう。事件とどうつながるんだろう。そう思いながら、少しずつ謎が解けていくのを追うのが楽しかったです。
ピーボの可愛さだけでなく、「話を聞く場面そのものが面白い」というところが、1冊目では特に好きでした。
2冊目も、基本的な仕組みは同じです。
ただ、私には前作よりも、ピーボが特殊能力を持っているように感じられるところがあって……。



あれ、ピーボって、そんなことまで分かっちゃうの?
と。
1冊目で好きだったのが、受刑者から話を聞き出し、その断片を手がかりに謎を解いていくところだったので、今回はそこの緊張感が少し薄まったように感じました。
何を語ってくれるのか分からない、限られた言葉から何が分かるんだろう、という面白さを、もう少し味わいたかったのかもしれません。
このあたりは好みもあると思いますが、私は1冊目の方が好きでした。
と、少し気になるところも書きましたが。
それでもピーボは可愛い。これは2冊とも変わらないです。
ミステリーとしては1冊目の緊張感が好みだったけれど、ピーボを読む楽しさは続編にもありました。
犬が事件に関わるお話が気になる方や、犬好きの方にはおすすめしたいシリーズです。まずは『犬は知っている』から、ピーボに会ってみてください。


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