2023年 私的「面白かったマンガ」BEST10

私はマンガが好きでよく読んでいます。このブログをよく読んでくださる方は、マンガの話題がちょこちょこ出るなと感じてくれているかもしれませんね。

今年ももうすぐ終わり…（よく日付を見たら、あと10日ほどで2023年も終わりなんですね、ビックリ）ということで、マンガ好きのワーママあんなが2023年に読んだマンガで面白かった10作品を紹介します。

応天の門

応天の門はウィキペディアによると、

平安京を舞台に巻き起こる怪奇事件を、在原業平と菅原道真が解き明かすクライム・サスペンス作品。事件は平安時代に信じられていた鬼や物の怪などが引き起こすという形で発生するが、真相は人間たちが引き起こしたものとして解決される。また、事件の背景には、朝廷で勢力争いを繰り広げていた藤原氏や伴氏といった有力貴族が何らかの形で関わっているなど、歴史ものとしての側面も描かれている。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BF%9C%E5%A4%A9%E3%81%AE%E9%96%80

と説明があります。

伊勢物語の主人公とされる在原業平と、学問の神様と称される菅原道真が主人公。なんだか正反対なような2人が様々な怪奇事件を解決していくというのが大筋の流れですが、東京大学史料編纂所の本郷和人さんが監修として参加されており、歴史ものとしての側面もある作品。

平安時代の文化や歴史などを学びつつ、エンターテインメントとしても楽しめます。

とにかく絵がキレイです。業平はイケオジだし、高子様は美しいし…。個人的には道真の三白眼のキャラデザインがとても大好き。絵だけでも見ごたえのある作品ですが、監修も素晴らしいので当時のことがよく理解できる内容になっています。コラムも面白く、とても読み応えのある作品です。

私は日本の歴史で平安時代が一番好きなのですが、応天の門を読んで、平安時代の良い所しか見ていなかったんだなというのがよく分かりました。多くの人の思惑や政治的駆け引きは存在してたんだな、と。当たり前ですけど。

それでも華やかな貴族文化は好きなのですけれどね、もうちょっと歴史を学んでみようと思ったんです。

平安の文化が好きな方には楽しめること間違いなし。加えて当時の文化を学ぶこともできるので、とてもおすすめの作品です。

舞妓さんちのまかないさん

舞妓さん…ではなく、舞妓さんのおうちである屋形でまかないさんとして働くキヨちゃんが主人公の話。

京都の花街発・16歳が綴る台所物語!
ここは京都のど真ん中にある花街。舞妓さんたちが深夜、お仕事を終えたあと帰ってきて、共同生活を送っているのは、「屋形」と呼ばれるおうちです。
とある屋形で「まかないさん」として舞妓さんたちに毎日の食事を作っているのは、なんと弱冠16歳の少女・キヨ。 彼女がまかないさんになったのには、ある意外な理由があって――。

舞妓さんのこと、私はよく知りませんでした。京都の街にいる素敵な人たち。日本文化を継承している。なんかそんなイメージです。

この作品では、舞妓さんのことを純粋に知ることができるのも魅力ですが、それは正直2番目…いや、3番目かな。

1番の魅力は、キヨさんの作るご飯のおいしさと、それを食べる舞妓さんの美味しそうな顔。その食事を活力に、成長する舞妓さんの姿。

読んだ後は丁寧に料理をしたくなるような。もっと頑張りたくなるような。

余韻がとても素敵なマンガです。

太陽よりも眩しい星

河原和音さんの新作マンガ。

高校生の話なので、ちょっと躊躇したのですが…読み始めたら見事にハマりました。

主人公とお相手の神代くんは小学生からの幼馴染。初めて会った時からお互いに好意を抱いているのですが、なかなか素直になれないまま発展せず、高校生になってしまいます。

もうそれだけでもエモエモな話なのですが、高校生になってからもいちいちエピソードが可愛らしいんですよね。

とにかく読んでいて幸せが多いマンガです。疲れた時に読むとパワーチャージできるかも。

暁のヨナ

すでに42巻が出ている長編マンガなので、ご存じの人も多いかな。私は5巻分無料キャンペーンをやっているときに読み始めました。

設定が複雑なんだけど、ストーリーの組み立て方が上手なのでスッと入ってくる。キャラクターも多いけど、それぞれ個性があるからちゃんと見分けがつく。42巻もあるけれど、読みやすいのですぐに読めるマンガです。

話の序盤ではただ守られるだけだったヨナが、どんどん強くなり他人を守れるようになるまで成長します。健気で可愛らしいけど王女としての気高さもあり、とても魅力的です。

ヒーローのハクはずっとそんなヨナが大好きで、ずっと傍で守り続けています。一途なヒーローと言えばハクと言っても過言ではないくらい。この一途な思いも、ストーリーには欠かせない。素敵です。

私はユンくんというヨナの仲間であり、親友のような存在の子が好きです。他のキャラクターも皆それぞれ魅力的なので、ぜひ。

山田くんとLv999の恋をする

彼氏をネットゲームで知り合った他の女に取られた茜。ストレス発散に雑魚モンスターを狩っていると、ギルドメンバーのアフロ男・山田に声をかけられる。同じギルメンの誼でフラれたことを愚痴るも、山田は無表情で「興味ない」とそっけない返事。挙句に「狩場を譲れ」と言う山田に「これだからゲームする男なんて！」とキレる茜だったが、好きなゲームをフラれっぱなしでやめられないと一念発起。ネトゲのリアルイベントが開催されることを知った茜は元彼に会えるかも……とお洒落をして会場に乗り込むが、元彼の横には新しい彼女の姿が……。直後、人混みに押され転んでしまった茜に手を差し伸べたのは超イケメンの黒髪男子。しかしそんなイケメンの無愛想な態度と「興味ない」という言葉で頭に浮かんだのはあのアフロ頭のアバター……この眼の前にいるイケメンこそあの山田だった!?　目の前で元カレのイチャコラを見せつけられた茜は山田を居酒屋に連行してヤケ酒に付き合わせる。酔いつぶれた茜が目を覚ますと、そこは見知らぬ場所……山田の部屋だった。もしかして私……!?

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アニメ化もされた有名な作品ですが、それだけにやっぱり面白いです！

まずとても絵がキレイ。テンポも良いので読んでいてストレスが全くありません。

キャラも魅力的で、山田は分かりづらいところもあるけど中身も見た目もイケメンだし、茜ちゃんはとにかく可愛い。山田がメロメロになるのがよーく分かります。他のキャラクターも理想だけじゃない、リアルな黒い感情を抱いたりしていて、共感できることも沢山。

山田と茜ちゃん、それぞれがお互いを強く思い合っていて、少女漫画とかでよくあるすれ違いがあんまりないのが私的には◎かな。

とイライラすることがほとんどありません。笑

アオアシ

こちらも有名どころですが、今まで読んだことがなく…。

マンガのアオアシを元に書かれたビジネス本を読んだことをきっかけに、マンガも読んでみました。

アオアシを読んで感じたのが、サッカーは想像している以上に考えるスポーツだったってこと。

地元のチームの応援とかテレビとかで試合をよく見ていますが、サッカーっていまいちよく分からないな…と思っていたので、アオアシでサッカーの考え方を学べたのは今後の試合観戦に役立ちそうです。

主人公・葦人の努力と成長が目覚ましく、ついつい応援しています。成功してほしいと思うけど、失敗しても諦めずに努力する姿が初志貫徹していて好ましいです。見ていてとても気持ちがいい。

スポ根系のマンガで主人公が魅力的な作品って少ないですが、アオアシはその少ない作品の1つに入っていると思います。もちろん、好みはあると思いますが…。

モブ子の恋

20年間、ずっと片隅で“脇役”として過ごしてきた田中信子に芽生えた、初めての恋心。積極的な行動が苦手な彼女だが、勇気を振り絞って一歩ずつ距離を縮めようと努力する。ドキドキの大きさに、主役も脇役も関係ない。“主役”の恋に飽きたあなたに贈る、ささやかで爽やかな恋物語。

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主人公の田中信子さんはずっと自分のことを「モブ」だと感じて生きてきているのですが、バイト先のスーパーで入江君という同い年の男子に恋をします。入江君も信子さんと同じでちょっと目立たないというか、「モブ」のような感じの子。

マンガだとそう設定されていますが、現実世界だと「モブ」の方が圧倒的多数な訳で。信子さんや入江君の悩みとか想いとかは、現代人なら共感する人が大多数だと思います。

少女漫画のようなキラキラした恋愛なんて、現実はそうありませんよね～。

なのでこのマンガは不器用×不器用のなんとももどかしい恋模様だし、とても現実的。なのですが、キュンとするポイントもちゃんと抑えてあって、リアルだけど創作としてきちんと楽しめる作品です。

2人とも口下手なので、大事なことを伝えられずにすれ違い…はちょっとあったりして、私はそれにイライラすることもあります。笑

あすなろ坂

Amazonkindleで無料だったので読んでみたところ、面白くて夢中で読了。

1度だけでもむすばれたらそれで心がやすまると思ったのに
揺れ動く時代、真っすぐな恋に生きる女がいた！
時は明治維新、家柄の違いから一緒になれない芙美（ふみ）と新吾（しんご）は、許されぬ夜を過ごしてしまう！！２人の愛の行方は、生まれてくる子の未来は？激動の時代を舞台に繰り広げられる恋愛大作。

時は明治維新。美しく気丈な娘・芙美は、幼なじみの新吾と魅（ひ）かれあいながらも身分の違いから、名家の有馬家に嫁いでいく。新吾への想いがふりきれず悩む芙美。輿入（こしい）れの夜、ついに芙美は新吾に女として初めての愛を与えてしまう――。やがて芙美は新吾との男児を出産。夫・武史（たけふみ）はすべてを知りながら、その子を受け入れ、子の名を新之助と名付ける。そんな武史の大きな愛の中に、女の幸せを見つけ始める芙美。そんな矢先に思わぬ出来事が――。激動の時代の中、ただひたすら空に伸びゆくあすなろの木を背景に、こわれやすくもまっすぐな恋を綴る感動の名作。

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江戸末期～昭和の世界大戦までを生き抜いた芙美とその家族によってストーリーが繰り広げられます。

私が一番興味深かったのが、その時代背景でした。江戸から昭和は激動の時代。そんな激動の時代の中で女性の地位はどんなものだったのか。当時の女性の生きざまのリアルを学べた感じがします。

容赦なく人が亡くなったりするので、マンガにリアリティを求めていない人にはおすすめできません。

DOG SIGNAL

ドッグトレーナー、それは犬と人との絆をつなぐ仕事。優柔不断な青年・佐村未祐は元カノから押し付けられた犬の散歩中に神業ドッグトレーナー・丹羽眞一郎と出会う。その偶然の出会いは未祐の人生を大きく変えていく！新米ドッグトレーナーの成長ストーリー！

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ひょんなことから犬を飼い始め、ドッグトレーナーを目指す佐村未祐君が主人公の物語。

犬との関係を悩む飼い主さんたちのサポートをしながら自身も成長していく、未祐の成長ストーリーな訳ですが…この飼い主さんと犬のエピソードがとにかく泣ける。

犬を飼うのは可愛いだけじゃなく大変なこともある。現実をしっかりと見せてくれる良作です。

それと同時に、犬を飼うことの素晴らしさも存分に伝えてくれています。

しつけの方法もイラスト付きで詳しく解説されているので、新しく犬を飼う人や、すでに犬を飼っている人どちらも参考になります。

印象に残ったのは、ドーベルマンが実は愛情深くて甘えん坊な性格ということ！警察犬の印象が強く、勇ましく強いイメージでしたが、実は穏やかな子が多いんだそう。ギャップがとても可愛らしいなぁと思ったのでした。

柴犬が今のところちょこっとしか出てこないので、メインで出てきてくれると嬉しいなぁ。

おじさんはカワイイものがお好き。

かわいいキャラクターが大好きなイケオジの日常マンガ。

過去のトラウマから、かわいいもの好きというのを隠しているのですが、それが原因で色んなトラブルが巻き起こったり、巻き起こらなかったり…

このマンガはとにかく絵が良いです。イケオジが本当にイケメン。あんな可愛いもの好きなイケオジがいたらお目にかかりたい！

というか、私も可愛いもの好きなので、イケオジと語り合いたい！！！

腐っても社会人なのでキャラ物はあまり持たないようにしているのですが（TPO的な観点で）、本当はキャラ物大好き。机の周りとか可愛いキャラ物で満たしたいなぁなんて思っている私。おじさんの気持ちがとても良く分かります。

テンポも良くサクサク読めるので、気分転換したいときなんかに最適。

2023年は沢山マンガを楽しみました。昔は紙で買うしかなかったけど、今は電子で手軽に読めるのが本当に嬉しい。

2024年も好みのマンガを発掘していきたいなぁ。またブログで紹介できたらいいなと思っています。